四畳半の秘密基地

さあ、今日はどんな実験をしよう

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「スタンフォード大学のストレスを力に変える教科書」を読んでみた

はじめに

新型コロナウィルスの影響で日々の生活様式が急激に変わってしまい、ストレスが高まりつつある。というわけではないのですが、世に言うストレスという概念ははどうも誤解されて広まっているようだぞという話を耳にしたのでタイトルにある本を読んでみました。

自分の認識としては適度なストレスが良く、極端なストレスは良くないとという認識だったのですが、本を読んで極端に強いストレスでもそれをバネに頑張ることは可能なのだなという考えに改めさせられました。

また他にもいくつか学びがあったので書いてみたいと思います。

 

ストレスに対する反応の種類

ストレスに対する反応は大きく3つあり、それぞれ「闘争・逃走反応」「チャレンジ反応」「思いやり・絆反応」と呼びます。雑に説明すると

  • 「闘争・逃走反応」→物理的な身の危険がせまったと感じたときの反応
  • 「チャレンジ反応」→何か大きなことに挑戦するときに感じる適度な緊張感
  • 「思いやり・絆反応」→他社を労る気持ちが生まれる

このうち悪とされていたストレスは「闘争・闘争反応」を呼び起こすもので、それらのストレスを受けたときにいかに「闘争・逃走反応」ではなく「チャレンジ反応」を起こさせるかが大事という話でした。

自分の経験上、圧倒的に「闘争・逃走反応」が多いので本に書かれていることを実践して「チャレンジ反応」を増やしていきたいと感じました。

 

子どもとストレス

本書では子どもとストレスの関係性についてもいくつか述べられていて、子育て中の身としてはとても参考になりました。特に参考になったのは下記2つ。

  • 適度なストレスは子どものストレス免疫を育む
  • 虐待は「思いやり・絆反応」が起こる可能性を減らす

1つ目の話を読んで、小学校の頃に兄弟が多い人はなんとも言えない逞しさを身につけてる人が多いと感じた記憶を思い出しました。兄弟がいると家の中で喧嘩が絶えずストレスフルだったりするのでそういう所でストレス免疫が育ったのかなぁと推察します。

何も考えないと子どもにはできるだけストレスのない生活を送ってほしいと思ったりそのように行動してしまいますが、子どもの将来を考えるならば適度なストレスに身を置かせた方が良いのかもしれません。

 

その他雑感

本書ではストレスは体に良いというマインドセットを他社に与えるだけでも効果があることが述べられていましたが、たしかにそうだなと思いました。

なぜならストレスは体に悪いというマインドセットがあると、「ストレスを感じてる自分にストレスを感じる」ことになり悪循環につながるからです。

そこに逆のマインドセットに変えれば好循環が生まれて人生が好転するというのはとても納得が行きました。

のでストレスを感じたときは、「体が臨戦態勢に入ってる。これはうまくいきそう」的な考えを持って取り組んでみたいと思いましたまる